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治療の重みとプレッシャー
いまさらながら、父の言った「責任」という言葉を大切にした治療の重みを実感しています。正直に言うと、若いころは責任というのを感じることはできなかったです。父と同じ道に立って同じ勉強をと、まるで父に追いついたような気になっていましたが、とんでもなかったですね。
しかし、あの頃の父の年齢に近づくにつれ、プレッシャーを感じながら治療をするようになりました。良く考えると、「責任」を大切にした治療の重みから受けるプレッシャーではないように思っています。「最後まで責任を持て」と言った、あの頃の父に追いつき、追い越せるのか、という自問へのプレッシャーなんだと気付いたのです。
そのプレッシャーに押しつぶされないよう、シッカリと勉強をし続けなければ、と思っています。どこに出しても恥ずかしくない、よい治療を提供していきたい。その一心で、プレッシャーをはねのけることにしています。